7/31/2013

金張り(GF)フレーム修理

ヴィンテージフレームで金張り(GF)はレア度がワンランク上の扱いなのですが金張りのやり直しや溶接修理のご相談があった時に仕上げはメッキ修理になる事をお伝えすると納得できない方が多くいらっしゃいます。

多くの方が「金張りだから価値があるのにメッキなんて・・・」と思われています。
「・・・」の行間に潜む言葉は「こいつヴィンテージ知らねえな?」じゃないかと勝手に思っていますが(笑)これもワタクシの説明の仕方が悪いのでしょうね。

そんな時フレーム修理会社さんのとてもわかりやすい説明を入手したので書かせていただきます。

金張りフレームに関する豆知識
金張りはテンプルに「18KGF 1/20」や「12KGF 1/20」などと表記されています。
「1/20」とは金の含有量を表記しています。
言ってしまえば母材の周りに全体重量の1/20しか金が貼られていない事になります。
近年新しいフレームで金張りフレームを見かける事はないと思います。
なぜなら昔のメッキ技術では金の厚メッキを付ける事が出来ませんでした。
そこで材料(合金、チタン)の周りに金を薄く張る(金張り)という発想と技術が出来たのです。
現在のメッキ技術は日々進化しており、金張りより厚い膜圧のメッキを付ける事も出来ます。
金張りの修理でよく言われるのが「金だからメッキはちょっと・・・」という言葉を多く聞くのですがこれは大きな間違いです!
金張りは線材に金を巻いた素材を叩いてのばして張っていくので厚みも均等ではありませんが、メッキであれば金(同じ素材)を電子の力で密着させていきますので均一に仕上がります。
よって、金張りフレームの修理はメッキ仕上げが一番最良の方法です。


ご理解いただけたでしょうか?

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