5/13/2012

メガネ調整 持ち込み

以前にも書いたのですが削ったり、貼ったり、曲げたりの調整は購入店でしていただくようお断りしているのですが今回のお客様は一度お断りしたのですが購入店で断られたとの事で再びご来店。
(有名なお店みたいですが販売した店が断るなんて凄い時代になりましたな~)
とてもお困りのご様子を見捨てる訳にもいかずに引き受けました。しかも2つ。

まずはごアクシデントで鼻あてだけが折れたフレーム。
両方の鼻あてがすでに無いので面をならすだけで・・・と思ったら結構えぐれている箇所がありました。全部ならすと深く掘らないといけないので大きなえぐれは諦めて。


金額的にお安く仕上げる為と急ぎの為ピッタリサイズではありませんが在庫分を使用。塗っているのは単なるアセチ接着材ではなく当店オリジナルのブレンドです(笑)ピンボケ・・・ 


あとはいつものように磨いて終わり、続いて2個目。
コレは説明が面倒臭い(笑)のですがとにかくレンズカーブとフレームカーブが合っていません。 


レンズはもうどうしようもないのでフレームを温めてレンズカーブに合わせると当然のようにフラット気味になるのでテンプルも開いてしまいます。(写真向って左)
何もしていない反対側も結構開いていて無理やりテンプルを途中で曲げて耳にかかるようにしている悲しい努力の跡は見られるのですがさすがにこれは・・・。



反対側もレンズカーブに合わせると下の写真のようにかなり広がりますね。
当然ゆるゆるになります。こうなる事が分かっているからでしょうか?最近はカーブが合わなくても無理やり入れている事が多いですよ。 


以前にも出てきた調整板を貼りつけ、あとは仕上げて終わり。
完成写真が超ピンボケだったので載せませんがちゃんとテンプルがまっすぐで横幅も狭くなりフィット感が上がりました。耳の曲げもほとんどしていなかったようです。
 

本当は鼻幅も広過ぎなのでもう少し持ち上げたらお客様の要望にほぼ応えられたでしょうがそこまで作業していたら結構な金額をいただく事になりますので今回はコレで様子を見て頂く事にしました。